夕暮れひまわり畑

夏の夕暮れ、、。セミの声。ひまわり畑。

まるで掴めそうで掴めない遠い夢の中のような、一篇の詩のような、広い広いひまわり畑。

背の高いひまわり畑の中に小さく枝分かれした道を、子どもたちが

駆けてゆく。姿を見失ったかと思うと、また

ひまわりの道の向こうに現れる少女。

笑い声もまたひまわり畑のあちらから、こちらから

さわさわと揺れる葉っぱの向こうに聞こえては消え、、。

だんだんと陽も暮れてゆき、空には星が瞬き始める。

時の迷い子になったような、

不思議な時間でした、、。